2003年3月某日
前回はマッタリと、より遠くへ真っ直ぐに飛ばすには、スクエアなインパクトを作って、シャフトとヘッドの弾きを最大限に利用する必要があると述べた。そして、スクエアなインパクトを作るには、インパクト時に胴体の正面で腕・グリップ・ヘッドが一直線にならなければならないと。
では、胴体正面でグリップ・ヘッドが身体の一直線となるインパクト作るにはどうすれば良いのか?
それは、トップの切り返しを腕で行なうではなく、飛球線とクロスした左肩、左肩甲骨といった部位を飛球線と平行になるようにヒョィと小さく動かすだけでOK!あとは自然に胴体がクルリと回って腕が勝手に下りてくれる。ウソみたいだけど、コレはホントの話です。(笑)
では、切り返しで左肩や左肩甲骨から始動するにはどうするのか?
切り返す前に、トップでワンテンポの間を取れば簡単に左肩から始動できます。では、トップで間を取るには?クラブをヒョィと担ぎ上げたり、クラブを寝かせたり、インサイドに引いたりせず、オンプレーンにテークバックすると間が取れます。
では、オンプレーンにテークバックするには?
体の回転に合わせて腕を上げていけばOK。これをオンプレーンなテークバックといいます。
では、体の回転と腕上げを一致させるには?
インパクトの時に述べたのと同様に、胴体・腕・グリップ・ヘッドが一直線になったままテークバックを始動させればOKだと思います。つまりスクエアにテークバックするわけですね。スミマセン。
では、スクエアにテークバックするには?
そこまで言わすか!切り返しとは逆に、右肩、右肩甲骨、右脇といった部位からの始動を意識する!これだけのこと。体重移動や腰の回転など何も意識する必要は無い。右肩周辺を意識してテークバックをスタート。両腕というかグリップを常に胴体の正面にキープするときれいに腕が上がる。トップで1拍置いて、左肩をそっと飛球線に沿わせれば、ジャストインパクト。これ最強!完璧なスクエアスイングつまり究極のボディターン。腕使いの大小はあれ、ツアープロの90%以上はスクエアなスイングを身体でマスターしている。残念ながらアマチュアの95%は、身体と腕がバラバラのスイングをしている。スクエアなテークバックができないため、胴体が回せる人はクラブをインサイドに引いてしまうし、回らない人はクラブを担ぎ上げてしまう。スクエアなテークバックができないため、腕がうまく上がる人は右腰が伸びてしまい、上がりにくい人は右肘の位置が低くなってインサイドからしか打てなくなってしまう。スクエアなテークバックができないため、スクエアなダウンスイングができない。よって、スクエアなインパクトは作れない。よって、ボールは・・・
試しに、普通にアドレスして、グリップを意識してテークバックしてみて。腕やグリップが身体の正面から右側に逃げていきやすいでしょ?体重移動もないみたいネ。(笑)では、腰を意識。今度はグリップが左に逃げやすいでしょ?しかも体重は右に残ったまま。そこで意識的なウエイトシフトが必要になる訳。そしてスウェー。ギッタンバッタン。右肩、右肩甲骨、右脇あたりを意識してテークバックしてみてミソ。グリップは逃げないし、アラアラ不思議、勝手にウエイトが右足に・・・これ最強。
前回の話に戻りますが、ゴルフ雑誌はスイングの本質を理解していない。ジャンボは完璧なスクエアスイングですよ。そこを真似すべきでしたね。(笑)
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